2017年09月29日
8月の石油統計、燃料油国内発売3カ月連続減
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁は29日、8月の石油統計速報を発表した。
原油輸入量は1,579万Klで前年同月比99.9%と再び前年を下回った。

原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  667万kl(前年同月比138.4%)
(2)アラブ首長国連邦 433万kl(同107.4%)
(3)クウェート     98万kl(同97.7%)
(4)カタール      88万kl(同56.8%)
(5)ロシア       75万Kl(同61.7%)だった。

同月の中東依存度は87.8%で、前年同月に比べて3.1ポイント減と、5カ月ぶりに前年を上回った。
燃料油の生産は1,514万kl、前年同月比98.1%と前年同月を下回った。
国内販売は1,409万klで前年同月比99.2%と3カ月連続で前年を下回った。油種別に見ると、ナフサおよびジェット燃料は前年を上回ったが、ガソリン、灯油、軽油A重油およびB・C重油は下回った。

<8月のナフサ需給> 単位:KL ( )前年同月比%
・月初在庫 1,634,083
・生産   1,578,021(105.9)
・輸入   2,586,059(106.1)
・販売   3,887,246(108.5)
・輸出       ー(ー)
・月末在庫 1,729,610(99.4)