2017年10月10日
協和キリン、低分子化合物「チバンチニブ」開発中止
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは、開発中のARQ 197(一般名:チバンチニブ)の開発中止を決めたと6日発表した。
同剤ArQule社が創製したc-Met(受容体型チロシンキナーゼの略称)を標的とする経口投与の低分子化合物。協和発酵キリンは、2007年4月27日にArQule社との間で、チバンチニブの日本ならびにアジアの一部地域(中国、韓国および台湾)での独占的開発・販売権を取得するライセンス契約を締結した。
契約に基づきこれまで胃がん、非小細胞肺がん、肝細胞がんを対象とした臨床試験を実施してきたが、いずれも期待された成果を得られなかった。