2017年10月10日
住友化学など、農業用ドローン会社の増資引受け
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学、クミアイ化学工業など6社は10日、農業用ドローンを開発するナイルワークス(本社:東京都渋谷区、柳下洋社長)が行う第三者割当増資を引き受けることで合意したと発表した。

ナイルワークスは「空からの精密農業」をビジョンに掲げる、農業用ドローンの設計・開発および農家向けサービス提供ベンチャー企業。2015年1月の創業で資本金4億8,770万円。世界初となるセンチ単位でドローンを自動飛行させる技術を有する。

今回、8億円の第三者割当増資を行うことにし、同社を支援する産業革新機構(3.0億円)や住友化学(1.5億円)、クミアイ化学工業(1.0億円)、住友商事(1.0億円)、全国農業協同組合連合会(1.0億円)、農林中央金庫(0.5億円)の6社が割当分を引き受けることにした。

住友化学は民間企業として最大手株主となる。同社とナイルワークスの有する技術・知見を融合させ、農業の大幅な省力化と効率化、農作物の収量、品質向上実現をめざす。

ナイルワークスは10月11日~13日、幕張メッセで開催される「第4回国際次世代農業EXPO」に農業用ドローンを出展する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1507616501.pdf