2017年10月11日
理研と阪大、iPS細胞樹立時のゲノム変調 解明
【カテゴリー】:行政/団体(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:理化学研究所、大阪大学

理化学研究所ライフサイエンス技術基盤研究センターの吉原正仁特別研究員、大阪大学大学院医学系研究科の西田幸二教授らの共同研究グループは11日、マウスおよびヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)樹立時に生じるゲノム変異のパターンを、全ゲノムレベルで明らかにしたと発表した。

今後、iPS細胞の臨床試験例を積み重ね、ゲノムデータと臨床データを紐づけることでこれらのゲノム変異がもたらす影響について実証され、安全で有効な治療が展開されるものと期待される。

同研究成果は米国のオンライン科学雑誌「Cell Peports」10月10日付(日本時間11日)に掲載される。