2017年10月12日
トクヤマと農研機構、牛の乳頭保護資材 開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:トクヤマ

トクヤマは12日、農業・食品産業技術総合研究所(農研機構)と共同で、牛の乳頭を保護し乳房炎などの病気から守る乳頭保護資材を開発したと発表した。11月1日から日本全薬工業を通じて全国販売する。

乳牛に特有の病気である乳房炎は、乳量や乳質低下の原因となり、経済的損失額も年間800億円と大きい。これまで乳頭保護には液体状の保護資材が使用されてきたが、前処理工程など手間がかかり、有効期間も数日間と短いなどの課題があった。

トクヤマと農研機構はこのほど、ウレタン系樹脂フィルムを素材としたシール式の保護資材を開発した。乳頭への貼り付けが簡単で、保護機能に優れ、有効期間も2週間程度と長いなどの特長がある。乾乳期の乳頭保護資材として11月から本格販売する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1507792295.pdf