2017年10月18日
旭化成の中空糸膜、クウェート海水淡水化プラント採用
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

旭化成は18日、同社の水処理中空糸ろ過膜「マイクローザ」が、クウェート市近郊に建設される逆浸透膜方式の海水淡水化大型プラント「ドーハ フェーズ1」向けに前処理用膜として採用されたと発表した。納入する水処理膜の規模は日量61万トン。同社としては過去最大級の規模となる。

「マイクローザ」は、物理的強度や耐薬品性に優れるポリフッ化ビニリデン(PVDF)製中空糸膜で、独自の製膜技術により高いろ過性能と長寿命化を実現した。すでに世界1600カ所以上のプラントで使用されている。とくに膜式上水道で世界最大市場であるアメリカでシェア首位を占めている。クウェートを含む中東地域では慢性的な水不足に対応するため、数多くの逆浸透膜方式の海水淡水化プラント建設が進められ「マイクローザ」の受注も増えている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1508303605.pdf