2017年10月26日
富士フィルム、ジャパン・バイオミディカルに出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは26日、細胞培地用の添加剤を手がけるジャパン・バイオミディカル(本社:北海道河東郡、須藤稔太社長、JBM社)との間で、同社の第三者割当増資を引き受け、全株式の19.9%にあたる3700万円を出資する契約を締結したと発表した。

JBM社の持つ培地添加剤「NeoSERA」(製品名)の国内独占販売権の取得と、各種細胞の培養に適した培地に同製品を組み合わせ、新たな高機能細胞培地を開発していくのが狙い。培地のラインアップ拡充を通じて、再生医療事業のさらなる拡大を図る。

「NeoSERA」はウシ由来の血清で、医薬品・再生医療等向けの原材料として開発された。医薬品医療機器総合機構(PMDA)から、再生医療製品材料として適格性が初めて認められた製品として知られる。間葉系幹細胞などの培養に多くの実績を有しており、今後需要が増大する臨床用途に最適とされている。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1508983962.pdf