2017年11月01日
トクヤマ、セントラル・ソーダの全株式取得
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:トクヤマ

トクヤマは31日、2014年3月にセントラル硝子(中間体、皿澤修一社長)と合弁設立したソーダ灰、塩化カルシウムの共同事業会社「トクヤマ・セントラルソーダ」(本社:東京都港区、田中尚徳社長)について、セントラル硝子の全保有株式を取得することに決ったと発表した。株式譲渡は18年3月末の予定。

関連ファイル:2013年10月31日付トクヤマHP
https://www.tokuyama.co.jp/news/release/pdf/2013/20131031_Release.pdf

「トクヤマ・セントラルソーダ」は、ソーダ灰の国内需要縮小が続く中、両社の販売を移管する目的で2014年に設立された。資本金1000万円で出資率はトクヤマ65%、セントラル硝子45%。その後、セントラル・宇部工場(山口県)の設備を停止し、製造をトクヤマ・徳山製造所(山口県)に一本化した。食品添加物から自動車ガラスまで裾野は広いものの、需要は右肩下がり状態が続き1990年の140万トンをピークに現在は50~60万トンと推定されている。国産メーカーはトクヤマ・セントラルソーダ1社のみ。市場は輸入品が半分を占めている。