2017年11月14日
三菱ケミカル、MMAなど 27日出荷分から値上げ
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは14日、MMA(メチルメタクリレート)モノマーなど一連のMMA製品の国内価格を引き上げると発表した。一部需要家との交渉に入った。11月27日出荷分から、MMAモノマー、MAA(メタクリル酸)は1キログラム当たり30円、メタクリル酸エステル類(BMA、IBMA等)は同30円以上値上げする。

MMAの需給バランスは世界的に品薄状態が続いているが、供給面では一部メーカーの設備不良・原料不足・ハリケーンなど自然災害による操業停止・中国での環境規制による複数工場の生産停止など、稼働調整を余儀なくされている。足元のアジア市況も1トンあたり2,400米ドルから2,700米ドル以上に上昇しており、さらに400~600米ドルの上昇が見込まれている。国産ナフサなど原料価格も上昇が続く見通し。安定供給を維持していくためにも価格改定が必要と判断した。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1510639043.pdf