2017年11月20日
産総研、ガラス物性向上へコンソーシャム
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:産業技術総合研究所

産業技術総合研究所・無機機能材料研究部門(淡野正信部門長)は17日、難加工材料であるガラス部材の成形技術高度化を図るため、精密成型技術の普及と情報交換を目的としたコンソーシャム「ガラス物性測定コンソーシャム」を産総研関西センターに設立した。

ガラス部材を製造・利用する企業や研究機関、産総研などが情報交換することで、新しいガラス精密成型部材を開発し、ガラスの広範な利用と最終製品の性能向上につなげる。企業側が抱える課題にもこたえる。産総研はガラスの粘度や粘弾性、弾性率、表面張力などの物性評価に関する蓄積技術を持ち、今後これらを活用する。また、講師を招き、講習会を開催するなど人材育成に努める。
事務局は産総研無機機能材料研究部門に置く。