2017年11月22日
三井化学の新素材、レック社「耳ガードマスク」に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は22日、同社が開発した応力緩和性が特長の新素材「アブソートマー」が、家庭用品メーカーのレック社(本社:東京都中央区、永守貴樹社長)の「耳ガードマスク」に採用され、名古屋地域から販売が開始されたと発表した。

「アブソートマー」は、三井化学が有する触媒技術や重合技術を生かして開発したオレフィン系共重合体。ナノレベルで分子構造を制御することで粘性的な物性を持たせ、従来のオレフィン系材料には見られなかった優れた制振性や応力緩和性を実現した。温度によって感触が変化し温かくなるとしなやかな感触に変わる。

三井化学はこうした特性を生かし、同社のモビリティ、ヘルスケアおよびフード&パッケージング各事業分野を中心に今後用途開発を加速していく方針だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1511316930.pdf