2017年12月01日
10月石油統計、原油輸入3カ月連続減少
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁は30日、10月の石油統計速報を発表した。
原油輸入量は1,443万Klで前年同月比95.38%と、3カ月連続で前年を下回った。

原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  573万kl(前年同月比92.1%)
(2)アラブ首長国連邦 385万kl(同113.5%)
(3)クウェート     113万kl(同105.0%)
(4)カタール      88万kl(同83.6%)
(5)イラン       82万Kl(同82.0%)だった。

同月の中東依存度は87.7%で、前年同月に比べて0.7ポイント増と、3カ月連続前年を上回った。
燃料油の生産は1,339万kl、前年同月比95.7%と3カ月連続前年を下回った。
国内販売は1,389万klで前年同月比97.8%と前年を下回った。油種別に見ると、ナフサ及び灯油は前年を上回ったが、ガソリン、ジェット燃料油、軽油、A重油及びB・C重油は下回った。

<10月のナフサ需給> 単位:KL ( )前年同月比%
・月初在庫 1,501,308
・生産   1,336,773(81.7)
・輸入   2,513,752(133.3)
・販売   3,890,887(108.6)
・輸出       ー(ー)
・月末在庫 1,329,020(89.6)