2017年12月14日
日本の包装・容器「利用しやすいデザイン」国際規格に
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

経済産業省は14日、包装・容器のアクセシブルデザインに関する国際規格が「ISO 19809包装ーアクセシブルデザインー情報及び表示」として発行されたと発表した。「これにより高齢者や障害者に配慮した日本の優れた製品が国際市場に普及していくことが期待される」としている。

アクセシブルとは「利用しやすい」「便利」などという意味。日本では早くからシャンプーのボトルなど、多くの商品に高齢者や障害者に配慮して、開けやすさや中身の区別のしやすさなどを「指針」で取り上げ、JIS(日本工業規格)に制定してきた。今回、日本が2013年から国際標準化機構(ISO)に提案してきた「包装・容器に関するアクセシビリティ向上のための規格」が各国専門家による審議・投票を経て正式決定し、国際規格として発行された。

日本では、JISで中身が見分けやすい、持ち運びや注ぎやすい、使用後は廃棄しやすいなど、利用しやすさと安全を優先して規格を改正・制定してきた。各メーカーはすでにこれを全ての商品に取り入れている。


経産省ホームページ
http://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171214002/20171214002.html