2018年01月05日
経産省 11月鉱工業指数、化学 出荷はプラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

v経済産業省が28日発表した昨年11月の鉱工業指数(2010年=100、季節調整済み)速報値は、生産が前月比0.6%上昇の103.6、出荷2.4%上昇の101.3だった。在庫は1.0%低下の109.6となった。

製造工業生産予測調査によると、12月は前月比3.4%の上昇、1月は4.5%の低下だった。基調判断はこれまでの「生産は持ち直しの動きがみられる」から、約22年ぶりとなる「生産は持ち直している」に上方修正した。

11月に生産が上昇した業種は、業務用機械、電子部品・デバイス、石油・石炭、情報通信など、全15業種中10業種、低下したのは化学工業(除医薬品)、プラスチック製品、繊維工業など5業種だった。化学、プラスチック製品とも出荷は前月比プラスだった。

化学工業(除、医薬品)は、生産指数が前月比1.7%低下の105.5、出荷は2.0%上昇して100.3となった。また在庫は2.4%低下の107だった。生産は2カ月連続の前月比マイナス。

プラスチック製品工業は、生産が前月比1.0%低下の101.7、出荷は0.1%上昇の100.6だった。在庫は1.2%低下の113.3だった。生産の前月比割れは2カ月連続、出荷のプラスは4カ月連続。