2018年01月09日
VEC・角倉会長「樹脂の特性生かし 新用途開拓を」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

塩ビ工業・環境協会(VEC)の角倉護会長(カネカ社長)は、9日の新年賀詞交歓会であいさつし、「塩ビ樹脂の需要は引き続き好調だが、環境にやさしい樹脂の特性を生かして、新たな用途開拓にも力をいれていきたい」などと抱負を述べた。業界関係者ら約250人が参集。昨年の塩ビ出荷量は前年比4%増の166万トン見込みと需要好調なだけに、会場は明るい雰囲気だった。

【塩ビ工業・環境協会・角倉護会長のあいさつ(要旨)】
昨年の塩ビ樹脂の出荷は、暦年ベースで前年比4%増の166万トンと7年ぶりに160万トンの大台を超える見込みだ。2018年も東京五輪・パラリンピックに向けたインフラ整備や建設工事が本格化する。需要は昨年を上回ると期待している。メーカーとしては安全操業、安定供給に責任を果たさなければならない。協会活動としては、引き続き環境問題やリサイクル事業支援に注力していく。塩ビは製造過程でもエネルギー消費量が少ないが、さらに環境にやさしい樹脂としての特性を生かして、新たな用途開拓が進むよう積極的に努力していきたい。