2018年01月15日
東ソー、慶應義塾発の再生医療ベンチャーに出資
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは15日、新たな成長分野への展開策の一環として、慶應義塾大学医学部発の再生医療ベンチャーである「Adiposeeds」(本社:東京都港区、宮崎洋社長=AS社)の第三者増資割当を引き受け出資したと発表した。出資額は5,000万円。出資比率などは非開示。

AS社は、慶應義塾大学医学部臨床研究推進センターの松原由美子特任准教授、医学部の池田康夫名誉教授らが確立した「皮下脂肪組織由来の間葉系幹細胞から血小板を人工的に創製する技術」の実用化を目指して2016年7月に設立されたベンチャー企業。慶應義塾大学が設立したベンチャーキャピタルである慶應イノベーション・イニシャティブ(KII)から支援を受け、松原特任准教授らは研究を慶應義塾大学内で行っている。

東ソーはこれまで、長年の分離精製技術・微細加工技術・タンパク質改変技術などを活用し、再生医療の産業化に向けて研究開発を進めてきた。新たにAS社と連携することで再生医療技術の実用化加速を目指す。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1515994339.pdf