2018年01月16日 |
富士フィルム、高感度迅速診断装置「化学技術賞」 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:富士フイルム |
富士フィルムは、銀増幅イムノクロマト法を用いた高感度な迅速診断技術の開発で、日本化学会の17年度「第66回化学技術賞」を受賞した。表彰式は3月21日、日本大学理工学部船橋キャンパスで行われる。 受賞者は次の4氏。 ・小山田孝嘉 医薬品事業部技術マネージャー ・森 幹永 R&D統括本部 医薬品・ヘルスケア研究所 研究マネージャー ・片田 順一 R&D統括本部 医薬品・ヘルスケア研究所 ・和田 淳彦 R&D統括本部 医薬品・ヘルスケア研究所 受賞したのは、写真の現像に用いる銀塩増幅技術を応用したもので、感染症を迅速・簡便に検出できる。試薬中の金コロイド標識の周りで銀を増幅させ、大きな銀粒子にすることで、試薬上の判定ラインンの視認性を飛躍的に向上させた。従来法の100倍の高感度でのウイルス検出が可能になった。装置と専用試薬カートリッジを組み合わせた「診断システム」にしたことで、発症初期などウイルスや菌が少ない状態でも迅速・簡便に高感度検査ができるようにした。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1515994285.pdf |