2018年01月16日
旭硝子、深紫外LED用石英レンズを開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:旭硝子

旭硝子は16日、「深紫外(波長300nm以下の紫外線)LED用石英レンズ」を開発したと発表した。独自開発した気密封止可能な特殊シール材を搭載しており製造工程簡略化と設備投資額の低減が可能となった。2018年3秋から試作受付を開始し、19年から量産開始予定。

現行の深紫外LEDにはカバー材とレンズの間の透明接着剤が高価な上、紫外線によって劣化しやすい、封止時に無酸素雰囲気にするための設備が必要などの課題がある。同社が今回開発した「深紫外LED用石英レンズ」は、紫外光透過率の高い石英のカバー材とレンズを一体化したため接着剤が不要。また、客先では大気化で加熱・加圧するだけでセラミックパッケージと接合でき、無産化雰囲気とするための大がかりな設備が不要となる、などの特長がある。

同社は1月17~19日、東京ビッグサイトで開催される「第47回ネプコンジャパン 半導体・センサ パッケージング技術展」(東3ホール)に展示説明する。