2018年01月17日
東レ、自動車向けにスエード調人工皮革 増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レは16日、スエード調人工皮革「ウルトラ スエード」の需要が高級車や航空機の内装用途に拡大してきたため、滋賀事業所(滋賀県大津市)と、岐阜工場(岐阜県安八郡)で生産設備の新設・高度化を行い、現有設備の約1.6倍となる年産約1000万m2に拡大すると発表した。稼働開始は19年9月の予定。

「ウルトラ スエード」は高級車向け内装材としてグローバルに需要が伸長している。世界の自動車生産台数は年率約2%出成長が続いている。スエード調人工皮革もない惣菜としての採用や、使用部位の拡大出今年も約7%の伸長が予測されている。東レグループは、日本のほかイタリアでも現地子会社アルカンターラ社でも「ウルトラ スエード」の設備増強を進めている。