2018年01月18日
理研が開発、10分ごとに更新する気象予測
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理研と気象庁気象研究所らの共同研究グループは、スーパーコンピュータ「京」と気象衛星ひまわり8号による観測ビッグデータを用いて10分ごとに更新する気象予測手法を開発し、台風や集中豪雨、それに伴う洪水の予測への有効性を確認した。理研が18日発表した。静止衛星ひまわり8号の10分ごとの高性能赤外放射データを、雲域を含めた全天候で数値化し、天気予報に直接利用する。これまで1時間ごとに更新されていた気象予測が、10分ごとに短縮できるようになる。豪雨や洪水のリスクを一刻も早くとらえ、将来の天気予報に革新をもたらすと期待される。
同成果は、米国の科学雑誌「Monthly Weather Review」(1月号)と「Journal of Geophysical Research」(1月号)掲載に先立ちオンライン版(日本時間18日付)で公開される