2018年01月23日
積水化成品、ナノサイズ中空ポリマー微粒子開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化成品
透過型電子顕微鏡写真

積水化成品工業は23日、独自の重合技術を用いて、画期的なナノサイズの中空ポリマー微粒子「テクノポリマーNH」を開発したと発表した。今後、薄型テレビやPC、カーナビなど、外光の映り込みを抑える効果が得られる添加剤として市場展開していく方針だ。

特長は、(1)粒子径の揃ったナノサイズのため、薄型でも高い透明性を維持する(2)無機系中空粒子と比べて比重が軽く、少ない添加量で高い特性が得られる(3)コーティング樹脂や有機溶剤との馴染みがよく、分散性に優れる(4)曲面への貼り付けや打ち抜き加工時にひび割れ等が発生しにくい強靭な塗膜が得られる、など。
2018年度3,600万円、2020年度には6億円の売上をめざす。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1516678569.pdf