2018年01月23日
出光興産、大分地熱所が新エネ大賞「大臣賞」
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:出光興産

出光興産は23日、100%子会社の出光大分地熱発電(竹中照雄社長)の滝上バイナリー発電所(大分県九重町)が新エネルギー財団の17年度新エネ大賞で最高ランクとなる「経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。

地熱発電は安定的な出力が期待できる再生可能エネルギー。バイナリーとは「一対の」という意味。同発電所では熱源となる流体と低沸点媒体の2つの流体を利用するため「バイナリー発電所」とした。従来の地熱発電技術では活用できなかった低温の蒸気・熱水での発電を可能にした。昨年3月から国内最大級のバイナリー発電所として商業運転を開始し九州電力向けに販売している。発電出力は5,050Kw、年間発電規模は31百万Kwh。今回、これらの取り組みが評価された。2月4日、東京ビッグサイトで開催される「ENEX2018 地球環境とエネルギーの調和展」の表彰式でプレゼンテーションを行う。