2018年01月24日
PSの17年生産、7年ぶり70万トン、3年連続増
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は22日、昨年12月および1~12月の生産・出荷実績を発表した。

【ポリスチレン(PS)】
12月の生産は60.9千トンで前年比4%のプラス。定修工場はなし。内需は59.8千トンで1%の増加、輸出は2.1千トンで同14%の増加だった。
2017年の年間生産量は706.1千トンで前年比3%の増加、3年連続のプラスとなった。700千トンを超えたのも7年ぶりで、定修年ではあったが好調な生産が続いた。
国内出荷は670.1千トンで前年比1%のプラス。包装用が2%減と振るわなかったほかはFS用、電機・工業用、雑貨・産業用とも好調を持続し前年を上回った。輸出は31.6千トンでプラス6%と増大した。

【スチレンモノマー(SM)】
12月生産は193.8千トンで前年比1%の増加。定修工場はなかった。
出荷は国内向けは131.9千トンで同6%のプラス、輸出56.4千トンで同13%の減少となった。
2017年は生産量が前年比7%増の2,084.5千トンだった。高い稼働率で推移してきたことになる。
国内出荷は5%増の1,488.5千トン、主力のPS向けは前年比並みの676.4千トンと安定。ABS樹脂と合成ゴム向けが好調でともに2けた台の伸長を見せた。輸出は592.4千トンで7%のプラス。出荷合計は2,080.9千トンで前年比6%の増加だった。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1516717531.pdf