2018年02月01日
旭化成、スウェーデンのガスセンサ企業買収
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成エレクトロニクス

旭化成エレクトロニクス(本社:東京都千代田区、田村敏社長)は1日、スウェーデンのガスセンサモジュールメーカー、Senseeair(センスエアー社)の株式を取得し、今後拡大が予想されるガスセンサ市場への事業展開を加速すると発表した。

Senseeairはスウェーデン・デルスボ市に本社を置くガスセンサ専門の有力企業。NDIR方式(非分散赤外線)ガスセンサモジュールの開発で知られる。旭化成はこれまで独自の化合物半導体技術を用いて可視外光領域のビジネスに注力してきた。今後は地球温暖化防止対策への関心とともに、CO2濃度のモニタリング市場などが急速に立ち上がるとみている。Senseeairとは2006年にCO2ガスセンサ分野で共同開発契約を結び、新たなセンサ開発に取り組んできた。

今回、Senseeairの創業者グループと株式取得契約を締結したが、今後は他の株主にも取得を申し込む。最終的には全株式を取得し、同社を連結子会社化する方針だ。


<用語の解説>
・NDIR方式とは: Non-dispersive Infrared (非分散赤外線)。光源から発せれた光を分散させずに検体試料に照射し、特定波長の赤外線強度の変化を測定する方式。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1517465591.pdf