2018年02月06日
産総研、自動車内装用高性能木質意匠パネル開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:産業技術総合研究所

産業技術総合研究所は5日、自動車内装用の高性能木質意匠パネル・部品の作製技術を開発したと発表した。同研究所構造材料研究部門の田澤直人研究部門長らの研究グループが、岐セン(後藤勝則社長)、自動車部品メーカーと共同で開発した。
産総研が開発した木質流動成形技術をを核に、岐センが持つ木材調色技術と自動車部品メーカーの持つ金型プレス技術を組み合わせて開発した。従来の木質内装材と比べて、木材使用率が50%と圧倒的に高く、高強度の木質意匠パネルが作製できる。
産総研の技術シーズ(木質流動成形)に基づいた企業共同研究の垂直連携による成果となる。
木質意匠パネルのサンプルは2月14~16日に東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2018」(国際ナノテクノロジー総合・技術展)に展示する。