2018年02月13日
住友化学、新規開発の殺菌剤 各国に農薬登録申請
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は13日、日本、アルゼンチン、米国、カナダ、ブラジルの各国で新規に開発した殺菌剤「インピルフルキサム」(一般名)の農薬登録申請を行ったと発表した。

同剤は独自開発した有効成分で、病原菌のエネルギー生産の過程を阻害する作用を持つ、コハク酸脱水素酸素阻害剤(SDHI)と呼ばれる殺菌剤に属する。これまで社内外の評価によってイネ紋枯病、ダイズやムギ類のさび病、果樹の黒星病、てん菜の根腐病・葉腐病といった幅広い病害に高い効果を示すことを確認してきた。

申請各国への市場投入は、承認取得後の2020年以降となる見通し。その他の国・地域に対しても積極的に市場展開していく方針だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1518492981.pdf