2018年02月16日
大日本住友、オベチコール酸ライセンス返還
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大日本住友製薬

大日本住友製薬は15日、米国のIntercept Pharmaceuticals, Inc.(本社:ニューヨーク州)から導入したオベチコール酸(開発コード:DSP-1747)について、日本および韓国における独占的な開発・製造・販売権を同社に返還することにし、同社とライセンス契約の変更契約を締結したと発表した。同社は、同剤の日本および韓国における独占的な開発・製造・販売権をIntercept社に返還する。

オベチコール酸(DSP-1747)は、胆汁酸をリガンドとする核内レセプターであるFXR(Farnesoid X receptor)への作動薬。同社は2011年3月に、Intercept 社から、日本および中国における非アルコール性脂肪肝炎(NASH)および原発性胆汁性胆管炎(PBC)を対象に本剤を導入し、その後、韓国をテリトリーに追加してきた。
当社は、国内においてNASHを対象にフェーズ2試験を終了し、開発計画を検討してきましたが、思わしい結果が得られなかったため、国内開発を行わないことにした。
中国では、引き続き開発・製造・販売権を保有し開発研究を継続していく方針だ。