2018年03月07日
宇部エクシモ、PP樹脂製 軽量防音パネル開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:宇部エクシモ

宇部興産100%子会社の宇部エクシモ(本社:東京都中央区、小塚健次社長)は7日、けんせつパーク、三甲、高島の3社と共同で道路工事現場などで使用する自立型軽量防音パネル「SPボード」を開発したと発表した。

建設工事現場で発生する発電機などの騒音対策用として開発した。ターポリンとメッシュシートを袋状に縫製し、内部芯材にポリプロピレン製中空構造板「ツインコーン」を使用した。従来は芯材にグラスウールや発泡樹脂シートなどを用いていたため、重量が重いうえパネル自体が自立しないため、鋼管の骨組みなどに取り付ける必要があった。

「SPボード」は軽量で剛性の高いポリプロ製中空構造板を芯材に採用することで、1,790×880mmサイズのパネル重量を約5.9kg にまで軽量化した。パネルに剛性があるため簡単に自立し、一人でも容易に運搬や設置が可能となった。耐久性や騒音対策にも優れている。3月6日~9日、東京ビッグサイトで開催の「第24回 建築・建材展 2018」に出展中だ。