2018年04月11日
「南鳥島レアアース資源量、世界需要の数百年分」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:早稲田大学

早稲田大学理工学術院の高谷雄太郎講師をはじめとする東京大学、東京工業大学、海洋研究開発機構などの研究チームは10日、南鳥島周辺海域のレアアースの資源量について「世界需要の数百年分に相当する莫大な量」であることが明らかになったと発表した。レアアース濃集鉱物を選択的に回収する技術の確立にも成功した。

研究チームは今回、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に存在するレアアース資源分布を初めて可視化することに成功した。特に北西部の一角に極めてレアアース濃度の高い海域が存在していた。同エリア(約105㎞2)だけでもレアアース資源量は120万トン、世界消費量の数十年分に相当することが分かった。有望エリア全海域(約2500㎞2)を合算すると、資源量は1600万トンを超えることも分かった。

また、粒径分離によってレアアース濃集鉱物を選択的に回収する技術の確立にも成功した。この技術により、中国陸上レアアース鉱床の20倍程度まで品位を向上させることが可能となった。将来的には、濃集鉱物のみを回収することで50倍以上の品位にしていく考えだ。再生エネルギーやエレクトロニクス、医療技術分野など最先端産業に必須なレアアース資源の低コスト・量産化の実現が期待される。

同研究成果は英国Nature Publish Groupのオンライン科学誌「Scientific Reports」に4月10日(現地時間)に掲載された。早稲田大学理工学術院の高谷雄太郎講師をはじめとする東京大学、東京工業大学、海洋研究開発機構などの研究チームは10日、南鳥島周辺海域のレアアースの資源量について「世界需要の数百年分に相当する莫大な量」であることが明らかになったと発表した。レアアース濃集鉱物を選択的に回収する技術の確立にも成功した。

研究チームは今回、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に存在するレアアース資源分布を初めて可視化することに成功した。特に北西部の一角に極めてレアアース濃度の高い海域が存在していた。同エリア(約105㎞2)だけでもレアアース資源量は120万トン、世界消費量の数十年分に相当することが分かった。有望エリア全海域(約2500㎞2)を合算すると、資源量は1600万トンを超えることも分かった。

また、粒径分離によってレアアース濃集鉱物を選択的に回収する技術の確立にも成功した。この技術により、中国陸上レアアース鉱床の20倍程度まで品位を向上させることが可能となった。将来的には、濃集鉱物のみを回収することで50倍以上の品位にしていく考えだ。再生エネルギーやエレクトロニクス、医療技術分野など最先端産業に必須なレアアース資源の低コスト・量産化の実現が期待される。

同研究成果は英国Nature Publish Groupのオンライン科学誌「Scientific Reports」に4月10日(現地時間)に掲載された。早稲田大学理工学術院の高谷雄太郎講師をはじめとする東京大学、東京工業大学、海洋研究開発機構などの研究チームは10日、南鳥島周辺海域のレアアースの資源量について「世界需要の数百年分に相当する莫大な量」であることが明らかになったと発表した。レアアース濃集鉱物を選択的に回収する技術の確立にも成功した。

研究チームは今回、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に存在するレアアース資源分布を初めて可視化することに成功した。特に北西部の一角に極めてレアアース濃度の高い海域が存在していた。同エリア(約105㎞2)だけでもレアアース資源量は120万トン、世界消費量の数十年分に相当することが分かった。有望エリア全海域(約2500㎞2)を合算すると、資源量は1600万トンを超えることも分かった。

また、粒径分離によってレアアース濃集鉱物を選択的に回収する技術の確立にも成功した。この技術により、中国陸上レアアース鉱床の20倍程度まで品位を向上させることが可能となった。将来的には、濃集鉱物のみを回収することで50倍以上の品位にしていく考えだ。再生エネルギーやエレクトロニクス、医療技術分野など最先端産業に必須なレアアース資源の低コスト・量産化の実現が期待される。

同研究成果は英国Nature Publish Groupのオンライン科学誌「Scientific Reports」に4月10日(現地時間)に掲載された。