2018年04月12日
協和キリン富士、マイランとバイオ後発品提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン、富士フイルム

協和キリン富士フイルムバイオロジクス(本社:東京都千代田区、鳥居義史社長)は11日、Mylan N.V. (マイラン社)と、現在開発中のヒト型抗TNF-α(腫瘍壊死因子) モノクローナル抗体製剤「アダリムマブ」のバイオシミラー医薬品(開発番号:「FKB327」)の販売で提携すると発表した。今回、欧州での「FKB327」の独占的販売権をマイラン社に付与する契約を締結した。

「FKB327」は、関節リウマチ等に高い治療効果を持つヒト型抗TNF-αモノクローナル抗体製剤「アダリムマブ」 のバイオシミラー医薬品。協和キリン富士フイルムバイオロジクスが欧州で販売承認申請を行い、2017年5月に欧州医薬品庁(EMA)に受理された。現在審査が進められているが、販売承認の取得は2018年後半になる見込み。

今回締結した契約に基づき、協和キリン富士フイルムバイオロジクスはマイラン社から契約一時金と、発売
時マイルストーンおよび販売ロイヤルティなどを受け取る。今後、欧州における「FKB327」の販売はマイラ
ン社が担う。また、他の地域における同剤の独占的販売に関して協和キリン富士フイルムバイオロジクス
はマイラン社と交渉を進める。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1523452811.pdf