2018年04月12日
富士フィルム、東大発VB「エルピクセル」と提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは12日、医療領域の画像解析に強みをもつ、東大発ベンチャーのLPixel(本社:東京都文京区本郷、島原佑基社長、エルピクセル)と、医療画像の診断支援に用いられるAI技術に関するパートナーシップについて、4月10日に合意したと発表した。今後、エルピクセルが開発する診断支援AI技術を、富士フィルムの医用画像情報システム(PACS)に搭載していく方針だ。

PACSは、CT・MRI・DRなどの医用画像診断装置で撮影した診断画像をサーバに保管し、医師が院内の端末に表示して読影診断するシステム。AI技術を活用することで、画像から病変の疑いがある個所を検出したり、過去の症例と照合し、レポートを半自動で作成するなど、医師を支援し医療現場の効率化に貢献できると期待される。

今後、両社は、エルピクセルが開発する診断支援AI技術を富士フィルムのPACS上で利用できる環境を提供していくことを目指す。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1523494521.pdf