2018年05月17日

BS、合成ゴムと樹脂を共重合、世界初ポリマー開発

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：ブリヂストン

ブリヂストンは17日、ゴムと樹脂を分子レベルで結び付けた世界初のポリマーの開発に成功したと発表した。一般的な合成ゴムより耐破壊特性が高い天然ゴムと比較して、耐亀裂性が5倍以上、耐摩耗性が2.5倍以上、引張強度が1.5倍以上という画期的な性能を有する。 今回開発した「High Strength Rubber（HSR）」は、ブタジエンやイソプレンなどの合成ゴム成分と、エチレンなどの樹脂成分を独自の触媒（Gd触媒）によって分子レベルで共重合した。ゴムのしなやかさと、樹脂の強靭さを兼ね備えた次世代材料で、同社が2016年に発表した、新規ポリイソプレンゴムの合成に用いたGd触媒技術を更に進歩させて開発した。 天然ゴムを上回る強度と耐摩耗性を有することから、次世代タイヤとして有望。また、より少ない材料使用量でタイヤに求められるさまざまな性能を達成できる可能性がある。 ニュースリリース https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2018051702.html