2018年05月18日
大日住友薬、米国臨床腫瘍学会でデータ発表
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:大日本住友製薬

大日本住友製薬は、6月1日~5日、米国シカゴで開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)2018年年次総会で、開発中の抗がん剤「ナパブカシン」(開発コード:BBI608)の臨床データなど6演題の発表を行う。

抄録の内容は、ASCOのウェブサイト参照(英語のみ)
http://abstracts.asco.org/214/IndexView_214.html)

<用語の解説>
■ナパブカシンとは :ナプカシンは標的遺伝子STAT3をターゲットとし、がん幹細胞性に関わる経路を阻害する新しいメカニズムの低分子経口剤。がん幹細胞性の維持に関わる経路を阻害することで、がん治療の課題である治療抵抗性、再発および転移に対する新たな治療選択肢となることが期待されている。同剤はこれまでの非臨床試験で、STAT3経路、Nanog 経路およびβ-カテニン経路を抑制することが示されている。