2018年05月23日
4月のPS生産 前年比17%増、輸出が急拡大
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会が22日発表した4月の生産・出荷実績によると、PSは生産・出荷とも2カ月連続の前年比プラスとなった。SMは大型定修の影響で前年を下回った。

<ポリスチレン(PS)>
 生産は59.6千トンで前年同月比117%と大幅増。2カ月連続のプラスとなった。国内出荷は前年並みだったが、輸出が64%増と急拡大した。国内出荷内訳は包装用を除き、電機・工業用、雑貨・産業用、FS用のいずれも前年を上回った。

<スチレンモノマー(SM)>
 生産は前年比95%の159.5千トンだった。定修プラントが1社2系列あり影響した。国内出荷は129.8千トンで対前年比12%の増加。PS向けや合成ゴム、ABS樹脂向けの好調が続く。不飽和ポリエステル向けは前年並み。輸出は前年比89%の43.7千トンと振るわなかった。輸出の前年割れは今年2月以来3カ月連続。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1526966519.pdf