2018年06月12日
バイオジェン、ティムスと脳卒中治療薬独占契約
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

米国バイオジェン(本社:マサチューセッツ州ケンブリッジ) は7日、ティムス(TMS社)との間で独占的オプション契約を締結したと発表した。ティムスが開発中のTMS-007および関連する化合物を獲得するための契約で、バイオジェンは400万ドルの前払い一時金のほか、オプション行使した場合に1800万ドルを支払う。さらに最大で3億3500万ドルの開発・商業化に関するマイルストーン支払いとロイヤルティの段階的支払いが見込まれる。

TMS-007は急性期虚血性脳卒中に対して、標準治療に比べて広い治療可能時間枠で血流を再開するように設計されている。バイオジェンは、同契約で急性期脳卒中治療薬の第2相候補品を獲得した。

同契約により、バイオジェンは戦略的新興成長分野である急性神経疾患領域ポートフォリオにおける脳卒中に対するコミットメントを強化する。脳卒中は米国で5番目に高い死亡原因であり、AISは脳卒中の中で約85%を占めている。大脳半球梗塞はAISの約15%を占めている。