2018年06月15日
エア・ウォーター、加古川にレアガス製造拠点新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:なし

エア・ウォーターは15日、レアガス需要の増大に対応するため、加古川工場(兵庫県)にキセノン・クリプトンの製造設備を新設すると発表した。神戸製鋼所 加古川製鉄所内に有する深冷空気分離プラントで製造される液化酸素を利用し、キセノン年産113.6千L、クリプトン同880.9千Lの製造設備を設置する。2019年3月末までに完了し、4月から製造開始の予定。
キセノン・クリプトンは、空気中に極めて微量にしか存在せず、酸素より沸点が高いため、深冷空気分離の過程で液化酸素の中に凝縮される。それを精製・精留して純粋なキセノンとクリプトンを採取する。
同社は、鹿島工場のキセノン製造設備がフル稼働し、現在不足分を輸入に頼っている。
引き続きエレクトロニクスや宇宙関連産業向けを中心に需要の伸長が見込まれるところから、加古川工場に製造拠点新設を決めた。


ニュースリリース
http://www.awi.co.jp/common/uploads/2018/06/abdf095626d4a4ab2bcd4167b128c1f1.pdf