2018年06月22日
住友化学とBASF、新規農薬成分、EUに登録申請
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は22日、BASFと共同開発中の新規殺菌剤「メチルテトラプロール」(一般名)の農薬登録をEU規制当局に申請したと発表した。

「メチルテトラプロール」は、住友化学が独自に発明した有効成分で、既存の殺菌剤に対して抵抗性を持った病原菌にも有効に作用する。住友化学とBASFは、今回の共同開発を通じて同剤がコムギ葉枯病をはじめとする病害を幅広く防除できることを確認した。農業生産者にとって作物保護および収穫量確保のための革新的なツールになるとしている。

両社はそれぞれ、メチルテトラプロール含有製品のEU市場投入を、当局承認後の2022年以降に予定している。将来的には世界中に販売展開していく考えだ。


ニュースリリース

新規殺菌剤メチルテトラプロールの EU における農薬登録を申請
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1529634565.pdf