2018年06月26日
ブリヂストン、低燃費・高強度ゴム複合体 開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ブリヂストン

ブリヂストンは25日、低燃費と高破壊強度を両立させたゴム複合体を開発したと発表した。2つの相反する材料特性を兼ね備えた革新的なゴム材料で、ダブルネットワークと呼ばれる構造をゴム材料で実現した。ゴムの強度は基準ゴム比対約5倍、タイヤの燃費特性は15%向上した。この技術を応用することで、タイヤをより薄く・軽くすることが可能となり、タイヤの省資源化、低燃費性能向上につながる。

同社はこのゴム材料を用いたタイヤの試作・評価を実施中で、2020年代前半の実用化を目指す。

同成果は内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)の一環。研究はブリヂストンが北海道大学、東京大学、理化学研究所、九州大学、名古屋大学、東京工業大学などと共同で行った。