2018年07月02日
中外・日本新薬「濾胞性リンパ腫薬」承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:中外製薬

中外製薬と日本新薬の両社は2日、国内で共同開発してきた糖鎖改変型のモノクローナル抗体「ガザイバ」(一般名:オビヌツズマブ・遺伝子組換え)が同日、「CD20陽性の濾胞性リンパ腫」を効能・効果として厚生労働省から製造販売承認を取得したと発表した。申請は中外製薬が行っていた。

わが国の悪性リンパ腫の罹患者数は約2.7万人(2012年)、死亡者数は約1.1万人と報告されている。悪性リンパ腫に占めるホジキンリンパ腫の割合は8~10%。非ホジキンリンパ腫の罹患者数は約2.4万人、死亡者数は約1.0万人と推定されている。悪性リンパ腫の罹患者数、死亡者数は近年増加傾向にあり、非ホジキンリンパ腫の罹患者数、死亡者数も増加傾向にあると考えられている。両社は「ガザイバ」で治療に貢献できるよう、さらに協力体制を強めていく方針だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1530515757.pdf