2018年07月23日
カネカ、シンガポールにGMP準拠医薬品設備 稼働
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ

カネカは23日、カネカシンガポール社(本社:シンガポール、山田和彦社長)にが、低分子医薬品の原薬・中間体製造用の連続生産設備を導入し、6月からGMP(医薬品の製造・品質管理基準)に基づく医薬品生産を開始したと発表した。

低分子医薬品は、分子量が小さいため体への吸収が速いなどで注目されている。今回シンガポールに多様な品種を効率よく生産できる連続生産設備を完成した。配管中に原材料を流しながら連続的に逐次反応させることで、過酷な条件を要する反応が安全・簡便に実施できる。配管の長さや太さを自由に選択できる独自設計。条件最適化と、反応効率の最大化を実現した。

カネカシンガポールは、2017年に米国FDAから製造業者の認証を得ており、幅広い低分子医薬品を医薬品GMP準拠で生産することが可能となっている。