2018年08月01日
6月の石油統計、ナフサ生産、輸入とも減少
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:資源エネルギー庁

資源エネルギー庁が31日発表した6月の石油統計速報によると、原油の輸入量は1,143万Klで、前年比85.3%と前年を下回った。

原油輸入量を多い順にみると、
(1)サウジアラビア  437万kl(前年同月比93.6%)
(2)アラブ首長国連邦 262万kl(同74.4%)
(3)クウェート      84万kl(同75.8%)
(4)イラン       71万Kl(同110.0%)
(5)カタール      65万kl(同57.1%)
だった。
同月の中東依存度は88.0%で、前年同月に比べて3.4ポイント増と、11カ月連続で前年を上回った。

■燃料油の生産は1,150万klで前年同月比91.0%と7カ月連続で前年を下回った。国内販売は1,172万klで同91.2%と4カ月連続で前年を下回った。油種別に見ると、ジェット燃料油および軽油は前年を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、A重油およびB・C重油は前年を下回った。

<6月のナフサ需給概要> 単位:KL( )前年同月比%
・月初在庫 1,446,740
・生産    891,666(62.7)
・輸入   1,775,601(84.1)
・販売   2,650,566(75.3)
・輸出    ー(ー)
・月末在庫 1,347,500(97.2)