2018年08月02日
住友化学、インド農薬企業を合併、国内第2位へ
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:住友化学

住友化学は2日、インドの農業子会社である住友化学インド社が、同国内の大手農薬販売会社エクセルクロップケア社(ECC社)と合併すると発表した。両社は8月1日の取締役会でそれぞれ合併を決議した。

ECCは1941年の創業で資本金5500万ルピー(8800万円)、従業員は約2000人。年商約119億ルピー(約200億円)の規模。2016年に住友化学インド社が資本金の65%を取得しており、事実上子会社となっていた。インド国内の農薬市場に占めるシェアは現在ECC4位、住友化学インド5位だが、合併後は国内第2位に浮上する。

合併は「住友化学インド社」を存続会社として行う。合併後の「住友化学インド社」は、規制当局による手続きを完了後、インド証券取引所に新規上場する予定だ。

「住友化学インド社」は、両社の豊富な製品ポートフォリオや販売網を活用して事業展開する。両社の経営資源を一体化することで、今後も高い成長が見込まれるインド農薬市場でリーディングカンパニーを目指す。またインド国外でも、両社が持つ海外ネットワークを生かして、製品のさらなる拡販を実現していく方針だ。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1533175539.pdf


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http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/45589