2018年08月06日
千代田化工、稼働中のLNGプラントに最新のAI技術
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:千代田化工建設

千代田化工建設は6日、インドネシアのLNGプラント向けに生産効率向上を目的とした人工知能(AI)を開発・投入すると発表したした。LMGプラントを保有するドンギ・スノロLNG社(本社:ジャカルタ、DSLNG)と協議し、開発に着手することで合意した。

DSLNG社の過去の運転データと、運転条件をもとに、最適な運転パラメータを提示し、生産効率の改善とLNGの増産を実現する。

千代田化工は業務提携先であるグリッド社(本社:東京都港区、中村秀樹社長)と協業して同技術を開発する。千代田は高度なエンジニアリング技術を活かしたプロジェクトマネジメント、ビッグデータの収集・分析、LNG増産がプラント全体に与える影響分析およびAIが導き出す運転条件の精査等を担当し、グリッド社は最適解を導き出す高度で最先端のAIの開発を受け持つ。

これは、稼働中のLNGプラントにAI技術(ディープラーニング)を適用する世界初の取り組みで、プラント設備の改造を伴うことなく、安全かつ短期間にLNG増産を実現できる革新的な技術となる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1533520439.pdf

関連記事:「千代田、グリッドと業務提携」(ケムネット東京:2016年12月20日付)
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/47016