2018年08月09日
三井化学子会社、インドにウレタン原料工場完成
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は9日、韓国企業と合弁(折半出資)のウレタン原料会社、三井化学SKCポリウレタン(MCNS)がインドにシステム製品の製造工場を完成し、営業運転を開始したと発表した。

インドには昨年2月、システムハウス製品を製造・販売するMCNS Polyurethanes India Pvt. Ltd. (MCNS-IN) を設立し、同国チットール県ディストリクト市に年産15,000トン工場を建設していた。このほど完成し、8日に竣工した。
システムハウスとは、TDI、MDI、PPGなどのポリウレタンフォーム用原料を製造し、ユーザーごとに最適な処方・調整を行い、製品化して提供するシステムのこと。主に自動車部材や家電の断熱材向けに供給する。

MCNSは全世界にポリオール年産28万トン、MDI 35万トン、TDI 12万トンの各設備を持つ有力メーカー。生産拠点はアメリカ、メキシコ、中国、ポーランドなど各地にあり、インドの新工場は11番目となる。

<MCNS-IN の概要>
(1)会社名  MCNS Polyurethanes India Pvt. Ltd. (MCNS-IN)
(2)設立  2017 年2 月
(3)資本金  730万US ドル(約8 億円)
(4)出資比率  三井化学SKC ポリウレタン 100%
(5)所在地 インド共和国チットール県ディストリクト市
(6)事業内容  ポリウレタンシステム製品の製造・販売
(7)生産能力  15,000 トン/年
(8)営業運転開始  2018年7月


ニュースリリース参照

MCNS インドシステムハウス、営業運転開始
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1533781338.pdf

Grand Opening Ceremony of MCNS in India
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1533781338.pdf