2018年08月10日
協和キリン、皮ふリンパ腫製剤 FDA承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは9日、全身治療歴を有する成人の再発性もしくは難治性の菌状息肉腫(皮ふリンパ腫、MF)およびセザリー症候群(SS)を適応症としたPOTELIGEO(一般名:モガムリズマブ(遺伝子組換え)) の生物製剤申請(BLA)について米国食品医薬品局(FDA)から承認取得したと発表した。

POTELIGEO は、MFおよびSSを含めた特定の血液がん細胞に高発現しているCCケモカイン受容体4(CCR4)を標的として創製されたヒト化モノクローナル抗体。

FDA は成人のMF およびSS を対象とするPOTELIGEO を、重篤もしくは生命を脅かす疾患にする治療薬の候補として、画期的新薬に指定(Breakthrough Therapy Designation)し、優先審査の対象としていた。

米国での同剤の販売は、子会社の協和キリンインターナショナルが担当する。2018年内に発売予定。
同剤は現在、ほかに欧州医薬品庁(EMA)でも販売承認審査を受けている。