2018年08月27日
マレーシアAPIC盛況 参加者2000人超
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

石油化学工業協会によると、8月20~21日にマレーシア・クアラルンプールで開催された「アジア石油化学工業会議(APIC)2018」には、過去最多となる2,011人の業界関係者が集まり盛況だった。5月開催の予定が変更されての開催だったが、影響はほとんどなかったもようで、本会議場や8つ分科会場は活発な議論で埋め尽くされたもようだ。2019年は5月に台北で開催されることも決った。

今回主催国となったマレーシアは人口3000万人で市場規模は小さいが、資源環境に恵まれ経済も回復基調。一人当たりGDPはASEAN内ではシンガポールに次いで高い。石油化学産業も投資計画が活発化しており、エチレンプラントは国営企業のペトロナスとロッテケミカル(タイタン)の両社がそれぞれ増設計画を進めている。マレーシア石化協の発表によると、同国内のエチレン生産規模は2017年の1,723千トンから20年には3,075千トンに拡大する見通し。石化業界の“活況”はまだまだ続きそうだ。