2018年09月04日
昭和シェル、クラゲコラーゲン事業化検討へ
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:昭和シェル石油

昭和シェル石油は4日、化学系ベンチャーの海月(くらげ)研究所(本社:神奈川県川崎市、木平孝治社長)と、クラゲの採取およびコラーゲンやムチンなどの化粧品・医療品の原料成分の共同事業化を検討することで一致し、基本合意書を締結したと発表した。

昭和シェル石油グループの発電所や製油所は冷却水として海水を利用するが、大量のクラゲが発生して取水口を閉塞させることもあるなど、安定操業上の問題となっている。
一方、海月研究所は、世界各地で大量発生するクラゲへの対策として、クラゲからコラーゲンやムチンなどの成分を生産し利用する技術を開発し、同成分の医療分野での活用について大学との研究に取り組んでいる。このためコラーゲンの利用について本格検討していくことにした。