2018年09月06日
塩野義の「抗インフル薬第3臨床結果」英誌に掲載
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:塩野義製薬

塩野義製薬は6日、抗インフルエンザウイルス薬バロキサビル マルボキシルの、合併症のない患者を対象とした第2相臨床試験および第3相臨床試験の良好な結果が、「New England Journal of Medicine(NEJM)」9月6日号に掲載されたと発表した。同剤は同社が創製した新規作用機序のキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害剤。

成人における国内第2相臨床試験では、プラセボと比較してインフルエンザ症状の罹病期間の短縮およびウイルス力価の低下効果を示した。 12歳以上の患者のグローバル第3相臨床試験では、プラセボと比較して、インフルエンザ症状の罹病期間短縮を示した。一方、既存薬のオセルタミビルとの比較では、インフルエンザ症状の罹病期間に統計学的な差は認められなかった。
また、プラセボおよびオセルタミビルと比較して、投与後早期のウイルス力価の低下効果を示した。
安全性の点も良好な忍容性とプラセボおよびオセルタミビルと比較して低い有害事象の発生数を示した。


ニュースリリース参照
http://www.shionogi.co.jp/company/news/qdv9fu000001e457-att/180906.pdf