2018年09月18日
三井化学、北米にガラス繊維強化PP設備 新設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学
新設予定地のAdvanced Composites,Inc.

三井化学は18日、米国の製造拠点であるAdvanced Composites社(本社:米国オハイオ州、志手啓二社長)にガラス長繊維強化ポリプロピレン(長繊維GFPP)の生産設備を新設すると発表した。自動車の軽量化に伴い急増が見込まれる同樹脂の需要に対応する。年産3,500トン設備を新設する。2019年9月に完成し、10月からの営業運転開始を見込む。投資額は非開示。

長繊維GFPPは繊維状のガラスとポリプロピレン樹脂を溶融・混練して製造する複合材料。軽量で剛性や耐衝撃性に優れ外観性もよいため、自動車部品分野などに多く使用される。

今年5月にはグループ会社のプライムポリマー(本社:東京都港区、浜田直士社長)が姉崎工場に年産3500トンの長繊維GFPP設備建設を決めており、米国での着工は2プラント目となる。引き続き拡大する世界マーケットを視野にグローバル展開していく方針だ。

ニュースリリース参照
北米におけるガラス長繊維強化ポリプロピレンの生産設備新設
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1537247071.pdf

Mitsui Chemicals to Establish New Production Facility in North America for Long Glass Fiber・・・
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1537247071.pdf


■関連ファイル:プライムポリマー(2018年5月23日付ニュースリリース)
「姉崎工場にガラス長繊維強化ポリプロピレン(GFPP)設備新設」
http:/ww.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/50413