2018年09月21日 |
三井化学、敗血症検査キット事業化進む |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:三井化学 |
富山大学が開発した敗血症検査法(Tm mapping法)の製品化をめざす三井化学は21日、同大学との共同研究テーマが国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED「産学連携医療イノベーション創出プログラム」の基本スキーム「ACT-M」に採択されたと発表した。 「Tm mapping法」とは、富山大学大学院の仁井見英樹准教授(医学薬学研究部)らのチームが開発した敗血症の新しい検査法で、血液培養を必要とせず、通常は検体の提出から2~3日かかる起炎菌の同定が5時間程度と短時間でできる。敗血症は死亡率が高く、細菌などの感染によって発症するケースが多い。このため早期の発見と治療が求められている。 三井化学は、同定のための検査キットを研究用試薬として提供開始してきたが、今回のAMEDのプログラム採択によりさらに研究が進む。同社は最終的な体外診断用医薬品としての上市に向けさらに開発を急ぐ。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1537511499.pdf |